今一度、ハイヒールを考える

女性の足を美しく見せるためのアイテム。ハイヒール。

見た目の美しさとは裏腹に、いろいろ問題を起こしがちなハイヒール。最初にハイヒールを履いたのはルイ14世と言われます。ルイ14世の時代は男性でもハイヒールを履いたそうですが、なぜ現代では履かなくなったのでしょうか?

一説によると相対的に男性より筋力や靭帯の強度が劣る女性は、ハイヒールにより爪先立ちの状態を意図的に作り出すことで、足の筋肉を緊張させ骨格を安定させるとの説があります。そこに女性は利点を感じたのかもしれません

ハイヒールのメリット、デメリット

ハイヒールのメリット

  • カカトが上がることで、見かけ上の身長が高くなる
  • つま先立ちの状態を作り出すため筋肉が緊張し引き締まって見える
  • 足のバランスを崩すことで骨盤を上下に揺すり女性らしい歩き方に見える。

ハイヒールのデメリット

  • つま先に強いストレスがかかり変形や痛みの原因になる。
  • 足の筋肉が特に疲労し、だるさ、むくみなどが起こりやすい。
  • 骨盤がローリングし、筋肉や関節に負担がかかり姿勢や動きのバランスを崩す。

何センチからハイヒール?

踵が高い=ハイヒールとなってしまっていることも多いですが分類があります。ソールと床の距離が6cm以上の高さがあるものをハイヒールと言います。3cmから5,5cmをミッドヒール。女性の指で4本分くらいの高さまではミッドヒールになります。

ハイヒールは捻挫しやすい?

足首の関節はつま先が上がるほどしっかり関節が噛み合う構造です。ハイヒールはその逆につま先が下がります。

ハイヒールを履くと立った状態では足首から下の部分ではやや安定しますが、足首の部分は非常に不安定になります。ハイヒールを履くと常に足首が不安定になりますので、ローヒールよりは明らかに捻挫しやすくなります

重心が通常より前にかかりやすくなるので、他にもこんなトラブルが起こりやすくなります。

【胼胝(べんち)・鶏眼(けいがん)】
足の裏や指にタコやウオノメができる。

【外反母趾・内反小趾】
足の親指や小指が曲がって痛い。

【モートン病】
つま先が痛い。痺れる。

バランスの良いハイヒール選びの3つのポイント

ヒールの高さは4cm程度にとどめる
4cm程度であれば本来の重心バランスを大きく損ないません。9cm程度のヒールになると完全に前後のバランスが逆転して、つま先に本来の3倍近い力がかかってしまいます。

ヒールカウンターが長いものにする
カウンターというのは、靴の後ろのかかとを横から覆う部分です。これが足部の真ん中付近まで長いと、足部が開くのを抑えてくれます。外反母趾や内反小趾を予防するのに役立ちます。

紐やストラップがある靴を選ぶ
甲の部分に紐やストラップがあると、抑えが効いて足が前方に滑りずらくなりますので、つま先が窮屈になったり、荷重が前にかかりすぎなくなります。

重要なことは、前に体重をかけすぎない。足が広がることと、靴の前方に足が滑っていくことを抑えるということになります。見た目と、機能のバランスを考えて靴選びをしていただくと良いかもしれません。

女性の足を美しく見せるための重要なアイテムですが、足を含め全身にとても負担のかかる靴です。膝が痛い、腰が痛い、肩が痛いなど多くの症状が足から影響してくることも少なくありません。

たかがハイヒールですが、体を痛めてしまうと”たかが”では済みません。デザインと合わせて、その靴の構造にも目を向けてほどほどのバランスでファッションを楽しみましょう。

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