姿勢や見た目の悩み
実はすべてつながっています
猫背・ぽっこりお腹・扁平足
すべて関連症状
- 猫背
- 巻肩
- ストレートネック
- 反り腰
- ぽっこりお腹
- 内股
- O脚
- 扁平足
- 外反母趾
これらの症状は一見バラバラに見えますが、実はすべて関連しています。
「気になる・気にならない」は人それぞれの自覚によりますが、基本的にどれか一つだけが起こることはなく、何か一つあれば必ず全身に連鎖的に影響が広がっています。

つまり、どこか一部分だけにアプローチしても根本的な改善にはつながりにくく、全身のつながりを踏まえた対応が欠かせません。
即効性も、持続的な変化も大切にしています
人の体は機械ではないので、「その場で完全に治す」ことは現実的には難しいです。
ですが、見た目の変化や体感的な変化は、意外とすぐに現れることも少なくありません。「姿勢がラクになった」「歩きやすくなった」といった変化を、その場で感じられる方もいます。写真や動画で比較して、ご自身の変化を実感していただくこともよくあります。
もちろん、本質的な改善には「自分で動きをコントロールできる状態」になることが大切です。そこに到達するにはある程度の時間と取り組みが必要ですが、まずは小さくても“成功体験”を積み重ねることが、継続のカギになります。
「論より証拠」だからこそ、変化をその場で“体感”することを大切にしています。
即効性のデメリット
- 即効で体幹を鍛えたい
- インナーマッスルを鍛えたい
- すぐに結果を出したい
そんな方法があるのかと言えば… あります。
ありますし、当院ではまずはそれを基本にスタートします。

ただ、即効性のデメリットは戻りやすいということ。
すぐに変わるものはすぐに戻ります。継続的に取り組まないと維持することはできません。
そしてそういった即効性に振ったスペシャルトレーニングは一つ一つを個別に行わなくてはならず、正直、毎日毎日ルーティンで行うのが面倒くさくなってきます。結局やめてしまえば元に戻っていきますし、実際に体を動かしていく際には個別に筋肉が働くだけでは、実生活において実践的ではありません。
もちろん即効性のある基本的なエクササイズは大切なのですが、初歩的なところですから、ぜひ早めに乗り越えていただき、継続的な取り組みに関しては、なるべくシンプルに続けられるように日常生活の場をトレーニングフィールドに変えることを目指しています。
必要な運動は日常の中に
本来、人間に必要な運動はすべて「姿勢を保つ」「立つ」「座る」「かがむ」「歩く」「呼吸する」といった基本動作に含まれていますので、なにも特効薬のようなトレーニングを延々と行う必要はありません。
「姿勢を保つ」「立つ」「座る」「かがむ」「歩く」「呼吸する」
正直これだけで十分です。

こういった人間の基本的な動きを、自分で自分の体をコントロールできる知識と対処法を身につけていただくことは原因療法に通じ、慢性的な痛みや不快感をコントロールしたり、ひいては健康寿命にまで繋がっていきます。
「姿勢を保つ」「立つ」「座る」「かがむ」「歩く」「呼吸する」というのは、生活のあらゆる場面で大量に行う動作で、生きている限り一生続ける必要があり、終わりはありません。
そのため、丁寧に生活していれば体の機能はしっかり保て、一つ一つの日常の動作を丁寧にし、本来の歩行を身につければ、生活しているだけでどんどん体の調子は良くなっていきます。
正しい歩き方とは
正しい歩き方は、その時その状況で相応しい歩き方と考えています。
当院でお伝えするのは、移動において相応しい歩き方「機能歩行」をお伝えしており、これは骨格の構造を活かして推進力を得て体を前に効率よく進めていく歩き方です。
実際、歩行というものは非常に難しく、セッション内で「意識しないでください」という声掛けをよくしますが、歩行は複雑な運動の組み合わせで重心を移動させる運動のため、意識などでコントロールできるような単純なものではありません。

「筋力・柔軟性・バランス感覚」この全てが動員され、すべての関節と筋肉が効率よく動くことでできるのが機能歩行で、いわば人間としての集大成です。つまり「歩行」は、最も効率がよい体幹トレーニングになります。
運動を始めようとする際に、すぐにジョギングなどで走り始めようとする方が多いですが、まずは「機能的に歩けているか?」を考えてみてください。走ることは歩くことの延長ですから、歩行がしっかり行えてなければ大きな負担がかかりケガにつながります。
歩行には、人間としての運動機能を維持するための全てが詰まっていますから、「散歩」や「ウォーキング」を正しく行えていると、短時間でも十分に効果を得ることができます。
腹圧・体幹・IAP・コア
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