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「良い姿勢を意識しましょう」という、間違った常識

あなたは「正しい姿勢のイメージ」とは、どういったことを想像しますか?

姿勢のことで悩んでいる方はたくさんいらっしゃいますが、時代はどんどんIT化が進み、増えることはあってもなくなりはしないでしょう。

頭を前に突き出し、背中の丸まった姿勢は、首や肩、背中や腰の、骨格・関節・筋肉の大きな負担になるため、放置しておくと将来的には様々なトラブルに発展します。

よくありがちな姿勢のアドバイスは「良い姿勢を意識しましょう」というもの。

これは間違いの代表例です。

実は姿勢は意識でコントロールするものではありません。

むしろ、姿勢は意識すればするほど悪化していきます。これを知らずに間違った姿勢指導が今も昔も変わらず多く散見されます。

そこでこのページでは「正しい姿勢とかなにか?」について書いていきたいと思います。

なぜ「良い姿勢を意識する」のが間違いなのか?

あなたは「良い姿勢」と聞くと、こんなイメージをしてませんか?

  • 顎を引いて背筋を伸ばす
  • 天井から吊るされているように意識を保つ
  • 胸を張って肩甲骨を引く

「正しい」「良い姿勢」と言えば、一般的にこのように伝えられていますが、基本的にこれらに共通してるのは「意識」です。

でも実際にはこの正しい姿勢を意識した状態で10分、20分と過ごしてみると、きっと体がガチガチに緊張して筋肉がパンパンになってくるはずです。

腰や肩、首が凝り固まってきて、いくら正しいと言われても、とても続けられるものではありません。

つまり「良い姿勢を意識すると」と逆に筋肉は固くなってしまうのです。

「意識せずに」良い姿勢を作るには?

しかし、そうは言っても楽な姿勢を取ると、背中がグニャリと丸まり頭が前に突き出たような姿勢になってしまいます。

そのため、姿勢をコントロールするためにはポイントを抑えていく必要があります。

姿勢=運動の一部

前提として姿勢は、ある程度自律的に支えられているということを覚えておいてください。

それを行っているのはコアスタビリティという体幹の安定性です。

体幹のコアマッスルとそこにかかる圧力(腹圧)によって支えられています。

良い姿勢はコアスタビリティを適切に働かせることが必要ですが、その邪魔をするのが「意識」です。

「意識」はストレスになるため、姿勢を調整するための神経の働きを悪くしてしまいます。

良い姿勢は、力んでいる感覚がなく自然体で力学的なポイントが揃うことが大切です。

ここで忘れてはいけないのは、姿勢は運動の一部であると言うこと。

見せるために意識的に作った姿勢は、

  • 努力姿勢

と呼ばれます。

努力姿勢は「見せるための姿勢」としては問題はありませんが、筋肉を意図的に働かせているため全身的に緊張しているため、次の動きにはすぐには移れません。

人前に立つときなどは、ある程度姿勢を意識的に作って、見た目よく見せるというのも必要かもしれません。

ですが、日常生活で行ってしまうと体にとってはとても負担になります。

姿勢の本来の意味は、次の運動にスムースに移行するための準備です。

そのため、

連続する時間の中で一場面を切り取って、良い姿勢、悪い姿勢を判断する際には、次の動きにすぐに対応できるかと言ったところが判断基準になってきます。

良い姿勢を作るための3つのポイント

それではどのようにして必要な機能を保ちながら、姿勢をコントロールするのか?

必要なポイントはそれほど多くありません。

人間には様々なセンサーがあり、そのセンサーが意識に上らない中で脳に命令を伝えています。そう言ったカラダの仕組みを理解しておけば、自然に姿勢はコントロールできるようになります。

そこで実際に、私が患者さんにお伝えするのは主に以下の3点

  • 踵が床についていること
  • 坐骨が椅子についていること
  • 目の焦点を一点に固定しないこと

単にこのポイントを抑えるだけで感覚が脳へ伝わり、無意識に体が自然に姿勢をコントロールしてくれます。

もちろん、姿勢を安定させるためには神経だけでなく、筋力も大事になりますので必要なコアの筋肉が正しく使えるように鍛えて置くことが必要です。

基本的には、姿勢に意識は必要ありません。

それよりも、姿勢が自然と整う環境を整えておくことが大切です。

ただ、体を動かし続けていないと、姿勢を支え得るためのコアの働きが落ち、支えられなくなり丸まって崩れていきます。

身体機能を保つには、15分くらいに一回は体を揺さぶったりすると良いですし、できれば一回席を立ったほうが良いです。

  • 踵が床についていること
  • 坐骨が椅子についていること
  • 目の焦点を一点に固定しないこと

この3つのポイントを抑えつつコアの筋肉を使えるように鍛えておくこと。

力みのない自然体の姿勢は、次の運動へとスムーズに移行できるため、余計な負担が少なくなります。

努力姿勢も時には必要な場合もありますが、それぞれ状況によって適切に使い分けられると良いのかなと思います。

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